けなげな漁村の女性たち
あとがきより
いささかの私事をお許し願いたい。
母はいわき市の江名という漁村の出、実家は機船底曳揚繰、北洋サンマなどをやっていた船主の家であった。……中略
中学の頃は漁村で暮らした。それだけに漁村に対しては深い郷愁を憶えるのも無理からぬこと。私にとってさきに出版した「漁村再訪の旅」「漁村旅情」そして本書、いずれもその郷愁の一連の自己表現といってもよい。
この書をけなげに生きる漁村の女性たちに捧げたい。

1 綱を引く女性たち

  1. 九十九里地曳網の女性たち
  2. 小川原湖氷下曳網の女性たち

2 海女として

  1. 房総の海女
  2. 志摩石鏡の海女
  3. 志摩相差の海女
  4. 伊豆白浜の天草海女

3 家船の漁婦たち

  1. 豊島家船の漁婦
  2. 吉和家船の漁婦

4 魚を運ぶ漁婦たち

5 加工作業の女性たち

6 魚を売る女性たち

7 網と縄を繕う女性たち

8 女性の浜の仕事いろいろ

9 漁協の女子職員

10 漁村女性日頃の情景

著者
小沼 勇 著
発刊
2001(平成13)年4月
サイズ
A5判 300ページ
価格
定価 2,200円
ISBN
4-88159-715-9
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